虫よけ用のエッセンシャルオイルを選ぶポイント
数年前に、戦時下の困難な暮らしを描いた映画『この世界の片隅に』の映画の中で
『おはようございます。ユーカリの木を摘んできました。蚊遣りに使うてください』
と主人公のすずさんが近所の方に話すのを観て、ユーカリは蚊よけに使えるんだと知りました。
また、昔からある蚊取り線香は『除虫菊』という植物エキスを線香に練りこんで作っています。
植物を活かした虫よけは、割と身近にありますね。
海外に目を向けると、ヨーロッパでは窓辺にゼラニウムの花を外に向けて飾っています。
あれは
ゼラニウムの香りには、虫を寄せ付けない効果があるということで、飾っているそうです。
『レモングラス、シトロネラ、ペパーミントやはっか油』などが
虫除け効果があることをご存じの方も多いのではないでしょうか。
レモングラスはタイ料理のトムヤンクンの材料として使われ、
今では身近なハーブになりました。細長い葉っぱの形が特徴で、
レモンの香りがするためレモンのグラス(草)と呼ばれています。
シトロネラは、レモンに似た柑橘系の香り。
蚊や昆虫が嫌う『シトロネラール』の成分が含まれています。
スッとする
ハッカや
ミントなどの香りも
『シトロネラール、ゲラニオール』といった成分が含まれていて
虫除けに効果があるそう。また『メントール成分』を含むものは
ゴキブリやネズミも嫌いだとか。
まだまだ、この他にもパチュリやティートリーも。
ティートリーは、殺菌・抗菌効果では、代表格の精油です。
すっきりとさわやかな香りが心と体をリフレッシュさせてくれます。
いくら虫たちが嫌う成分が入っていたとしても
精油やハーブは忌避効果を期待するもので、殺虫効果はありませんのでご注意を。