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コールドプロセス製法
はじめての石けん作り

手作り石鹸の材料、道具から作り方まで、初心者さんをサポート

料理を作るように、キッチンで本格的な石けんを作りませんか?
初心者でも安全に作れる!コールドプロセス製法(CP製法)の手作り石鹸の作り方をご案内


石けん作り

「コールドプロセス製法(CP製法)の手作り石鹸の作り方」を詳しく説明します

手作り石鹸の種類

石けん作りには大きく分けて次の3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を知って石けん作りを楽しみましょう。
なお、作った石鹸の使用については自己の責任となります。

この下では「苛性ソーダを使ったコールドプロセス製法(CP製法)」の作り方を詳しく説明します。


① コールドプロセス製法(油+苛性ソーダ)

油と苛性ソーダからゼロから作る本格石けん。しっかりとした知識と準備が必要ですが、自由度が高く本格的な仕上がりになります。


長所
  • 配合を自由に設定できる(保湿・泡立ち・硬さを調整)
  • グリセリンが自然に残り、しっとりした仕上がりになる
  • 「ゼロから作る」ため、愛着や達成感が大きい

短所
  • 苛性ソーダの取り扱いに注意が必要(保護具・換気などの安全対策必須)
  • 熟成に4〜6週間かかり、すぐには使えない


② MPソープ/グリセリンソープ(溶かして作る透明石けん)

グリセリン入りの透明ソープを電子レンジで溶かして固めるだけ。色や形を自由にデザインでき、工作感覚で楽しめます。

長所
  • 電子レンジで溶かして固めるだけでとても簡単、短時間で完成
  • 苛性ソーダ不要ですぐに使える
  • 色や形を自由にデザインできる(親子での工作にも◎)

短所
  • ソープ基材に合成成分を含む場合があり、表示を確認する必要がある
  • 洗い心地はコールドプロセス法に比べて軽め


③ 手ごね石けん(石鹸素地使用)

既成の石けん素地をこねて型に入れるだけの手軽な方法。苛性ソーダを使わないため初心者向けです。

長所
   
  • 苛性ソーダ不要で安全に作れる
  • 熟成を待たず、作ってすぐに使える
  • 精油やハーブで簡単にアレンジできる(親子での工作にも◎)

短所
  • 配合の自由度が少ない(素地の配合が基本固定)
  • 仕上がりは石けん素地の品質に左右される

コールドプロセス製法(CP製法)石鹸の作り方

コールドプロセス製法で作った石鹸

コールドプロセス製法で作る石けんは、油に苛性ソーダを加えて作ります。 石けんを作るおおまかな工程は、油と苛性ソーダをあわせ20~30分程度かき混ぜ、1ヶ月以上熟成&乾燥させます。
ゆっくりと熟成させることで、グリセリンという保湿成分がたっぷり。
マイルドで、しっとりした使用感の石けんが出来上がります。



必要な道具

コールドプロセス石鹸を作る道具

石鹸作りに使用する道具類は、温度計、計量カップ、泡立て器、ゴムヘラ、ボウル、スプーン、かき混ぜ棒、はかりなど、 苛性ソーダ(アルカリ)に強いPP(ポリプロピレン)やステンレス、ガラス素材のものを用意します。
苛性ソーダに触れると腐食、変質する鉄やアルミ素材などの物は使用しないように注意します。

石けん作りに使う道具一覧

道具名 説明
温度計(2本) オイルの温度と苛性ソーダ水の温度を合わせるために2本の温度計が必要。
耐熱プラスティック(PP)計量カップ500ml(2個) 精製水やオイルを量る時、苛性ソーダ水溶液を作る時に使用します。
ステンレス泡立て器 石けんの生地をかき混ぜる時に使用します。
ステンレススプーン 苛性ソーダを量る時に使います。強アルカリ性の苛性ソーダに使えるものを選びます。
シリコンゴムベラ 石けんの生地をボウルから型(モールド)に流し込む時に使います。
薬さじや菜ばし 苛性ソーダと水を混ぜる時に使います。
ゴム手袋 肌を守るために、必ず着用します。軽くて柔らかく、丈夫な天然ゴムやニトリルゴム製の手袋が適しています。
保護メガネ 目を保護するために使用します。


材料(植物オイル、苛性ソーダ、水)

コールドプロセス石鹸を作る材料

手作り石けんの材料(主成分)は『オイル(油脂)、水分、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)』です。
オイル(油脂)と、水を苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で中和させることで、石けんができます。



植物オイル


石鹸のベースとなる基本のオイルは植物油100%で作ることにより、肌にやさしい石けんが出来上がります。 オイルの種類や配合によって、洗浄力と泡立ちのよい石鹸、保湿が高い石鹸など、いろいろな石鹸作りを楽しむことができます。

オイルの特徴

オイル名 主な特徴 石けんへの効果・仕上がり 向いている肌質・使い方
オリーブオイル 保湿力が高くやさしい しっとり・なめらか・泡は控えめ 乾燥肌、敏感肌におすすめ。熟成でよりマイルドに。
ココナッツオイル 泡立ちが豊かで洗浄力が高い 泡立ちをよくし、スッキリ洗える 脂性肌向け。乾燥肌には少量配合がおすすめ。
パームオイル 固まりやすく安定した石けんに 溶け崩れを防ぎ、泡を安定させる ベースオイルとして使いやすく、長持ちする石けんに。
アボカドオイル ビタミン豊富でしっとり保湿 やわらかくなめらかな泡立ち 乾燥肌・敏感肌に。保湿石けんに最適。
ククイナッツオイル 軽くて肌なじみが良い すべすべとした感触、なめらかさ 日焼け後ケアや荒れ肌向け。軽い仕上がり。
シアバター 高保湿・栄養豊富 リッチでしっとり、硬さを出す 冬用・乾燥肌向け。贅沢な泡立ちに。
スイートアーモンドオイル やさしくクセがない なめらかで穏やかな泡 すべての肌質に◎。扱いやすく万能。
ひまし油(キャスターオイル) リシノール酸を多く含む ねばりのある泡立ち、保湿力UP 泡立ち補助に少量加えると◎。しっとり感を強化。
ホホバオイル 皮脂に近く酸化しにくい つや・しっとり感をプラス 乾燥・敏感肌に。高品質な保湿仕上げに。
マカダミアナッツオイル 浸透性が高く軽い なめらかで軽やかな泡 加齢肌や乾燥気味の肌にやさしい。
レッドパームオイル βカロテン・ビタミンE豊富 鮮やかなオレンジ色、しっとり カラー石けんに。酸化防止にも役立つ。
ローズヒップオイル ビタミンC・リノール酸豊富 くすみのない洗い上がり エイジングケア・透明感重視の石けんに。少量配合向け。

*はじめての方は『石鹸のオイルミックス』で作ると簡単で便利です!


手作り石鹸オイルミックスは、コールドプロセス製法で作る手作り石鹸に必要なの材料をあらかじめ計量、配合し、オリジナルにミックスした手作り石けんの素です。
すでに計量しているので、量りまちがいの心配がなく、オイルを買い集めたりすることなく使い切りで、無駄がなく、経済的。また面倒な苛性ソーダや精製水の分量計算の手間がかかりません。
(石鹸のオイルミックスはこちら→)




苛性ソーダ


苛性ソーダ(水酸化ナトリウム(NaOH))は、劇物に指定されている強アルカリ性の物質で、取り扱いには注意が必要です。 タンパク質を溶かす性質がありますので、使用の際には、ゴム手袋や保護メガネを使用し肌に触れたり、目に入らないようにご注意ください。


『苛性ソーダ』を探してもなかなか見つからない方はお問合せください。


苛性ソーダ(カセイソーダ)は、一般の店頭では取り扱いが少なくなってきています。
お近くで販売店が見つからない場合は、全国の石けん作りをされている皆さまから寄せられた情報をもとに、最寄りの取扱い薬局をご案内できる場合がございます。
ご希望の方は、下記までメールにてお問い合わせください。
info@jellyfish-jp.com

苛性ソーダは劇物にあたるため、販売店のご案内にあたって身元確認を兼ねた無料の会員登録をお願いしております。何卒ご了承ください。
※販売店のご案内に費用はかかりません。



苛性ソーダをお買上げの薬局の情報をお知らせくださいませんか?


石けん作りで困る方を少しでもなくすために、石けん作りを楽しんでいる皆さまにご協力をお願いしています。
最近(ここ2年以内ぐらい)、薬局で苛性ソーダや苛性カリを買われた方は、お買上げの薬局の情報をわかる範囲でお知らせくださいませんか?

「協力してしてもいいよ」と思われる方は、ご記憶の範囲で構いませんので、info@jellyfish-jp.com 宛に、お買上げの薬局名、薬局の住所、薬局の電話番号など、ご回答いただきましたら幸いです。



水分


石けん作りには『精製水』の使用をおすすめします。
精製水は、水道水に含まれる塩素やミネラルウォーターに含まれるミネラル分などを取り除いてある水です。 石けん作りに使う水は不純物を含まない精製水が向いています。




作り方


石けんの作り方(イラスト編)

コールドプロセス石鹸作り方


石けんの作り方(写真編)


1

はかりの上に計量カップをのせ、必要な量の苛性ソーダを量る

苛性ソーダを量る

2

精製水を量る

精製水を量る

3

シンクに精製水を置き、苛性ソーダを少しずつ加えて溶かす

苛性ソーダに精製水を加える

4

苛性ソーダ水を冷ます

苛性ソーダを冷ます

5

すべてのオイルを湯せんして溶かし、ボウルに入れる

オイルを湯せんで溶かす

6

苛性ソーダ水をゆっくりオイルに入れる

苛性ソーダ水をオイルに入れる

7

泡立て器で20分間かき混ぜる(またはブレンダーを使用)

泡立て器で混ぜる

8

型に入れるタイミングを見極めて流し込む

型に流し込む

9

ゴムベラで生地を型に流し込む

ゴムベラで流し込む

10

段ボールなどの保温箱に入れて寝かせる

保温箱に入れて寝かせる

石けんの香りづけ

石けんの香りづけ

石けん作りに使うエッセンシャルオイル(精油)の量は、使用するオイル全体の約1%前後が一般的です。 上限は特に決まっていませんが、2%を超えるとオイルが分離したり、濃度に関係なく肌に刺激を感じることがあります。 まずは控えめな香りづけから始めるのがおすすめです。


使用量の目安(オイル量500gの場合)


たとえば、ラベンダー精油だけで香りづけする場合:

  • 1%の香りづけ: 5ml(約100滴)=精油5mlボトル1本
  • 2%の香りづけ: 10ml(約200滴)=精油10mlボトル1本

ボトル1本そのまま使えるため、計量の手間も少なく便利です。



手作り石けんオイルミックスに着香する場合

オイル量 香りづけ濃度 精油量(ml) 滴数(目安)
500g0.8%約4ml約80滴
500g1%約5ml約100滴
500g2%約10ml約200滴
620g0.8%約5ml約99滴
620g1%約6.2ml約124滴
620g2%約12.4ml約248滴

※ エッセンシャルオイルは 1滴=約0.05ml で換算しています。

ハーブティー石けんの作り方


石けん作りでは、水分を精製水の代わりにハーブティーに置き換えることができます。ハーブティーで作った苛性ソーダ水溶液を使い、あとは基本の作り方と同じ手順で石けんを仕込みます。


ハーブティー抽出のやり方


① 浸出法(やわらかい部位のハーブ:葉・花など)

  1. ドライハーブ大さじ2〜3杯を耐熱ガラス容器などに入れます。
  2. 熱湯250mlを注ぎ、フタをして自然に冷まします。
  3. 冷めたら、ハーブをしっかりとしぼって濾します。

② 煮出し法(硬い部位のハーブ:根・種子など)

  1. 鍋にドライハーブ大さじ2〜3杯と精製水280mlを入れます。
  2. 弱火で約20分煮出し、煎液を作ります。
  3. 自然に冷ましてから、ハーブをしぼって濾します。

ポイント


  • 鍋やティーポットには必ずフタをすること。
  • 自然に冷ますことで、ハーブの香りと成分を保ちます。
  • やわらかい部位(葉・花)は3〜5分の抽出で十分。
  • 硬い部位(根・種子)は10分以上、または煮出してしっかり抽出を。

石けん作りにおすすめのハーブ

ハーブ名 特徴・はたらき
ラベンダー刺激が少なく、幅広く使える万能ハーブ。
カモミール敏感肌・乾燥肌のケアにおすすめ。
ローズマリー若々しさを保つハーブとして知られています。
ペパーミント気分をリフレッシュし、さっぱりした洗い上がりに。
ローズヒップビタミンCが豊富で、肌を健やかに整えます。



3分でわかる 手作り石鹸動画



シンプルな材料でできる、やさしい石鹸の作り方をご紹介しています。
基本レシピを探している方に役立つ内容となっています。


紹介しているレシピ


  • tecoloマルセイユ石鹸オイルミックス500g
  • (ピュアオリーブオイル360g、ココナッツオイル90g、パームオイル50g)
  • 精製水 175g
  • 苛性ソーダ 66g
  • 精油(真正ラベンダー5ml)

石鹸作りのよくある質問


石けん作りって難しい?(はじめての方へ)
CP石けんは基本的に「オイル+苛性ソーダ+水」を混ぜて作ります。
劇物の苛性ソーダを使うので少し注意は必要ですが、慣れればお料理感覚で作れるようになります。 必要な道具も、計量器や鍋、型など身近なものでOK。
手作り石鹸は違法ですか?
自分で使うために石けんを作ることは、法律上まったく問題ありません。 家庭で趣味として作り、お楽しみいただけます。